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国産杉製材(ウッド・ミル)

国産杉製材(ウッド・ミル)

優良杉材「宮城の伊達な杉」を生み出す製材工場

原木の切り出しから皮むき、カット、乾燥、加工まで、製材工程の全てを一貫して行う生産工場です。
優良な杉製材品を作るためのこだわりと“木”を最大限に生かした無駄のないシステムを整えています。

  • 山大独自の県産材ブランド
    「宮城の伊達な杉」を使った高品質の杉製材品を生産

    宮城県を中心とする東北6県の杉材の製材工場として、当社プレカット工場のみならず、販売店・工務店様への木材製品の販売を行っています。 国産杉製材工場(ウッド・ミル)で製材する人工乾燥材「伊達な杉」は、樹齢50~80年、直径24cm以上(平均約28~30cm)の中目丸太を主とした原料としています。 その芯材から製材される赤身の角材は狂いが少なく、耐朽性に優れた「赤太柱・赤太土台」としてご利用いただいております。

  • 宮城県内一の製材量・加工量

    木材の中心に近い赤太(AKADA)は虫に喰われにくく、腐りにくい特徴があります。
    その中でも当社は、直径24cm以上の原木の芯から取った赤太柱として、防腐・防蟻処理を施して赤太土台として販売しています。
    また、辺材から製材される羽柄材は多品種ですが、すべて芯去り材となり、曲がりや反りが少ない良質な木材であることが特徴です。

  • クリーンウッド法に基づいた
    管理木材を使用

    違法伐採問題に対応するため、政府は「違法に伐採された木材は使用しない」という基本的な考えのもと、クリーンウッド法が制定されました。(2017年5月施行)
    この法律は、民間の木材関連事業者に、取り扱う木材等について、木材が伐採された国の法令に適合して伐採されたことの確認(合法性の確認)を促し、合法性の確認ができた木材等の流通や利用を促進するものです。

    当社はこれに適合した原木のみを取り扱っています。

  • 機械等級JAS製材品の提供

    JAS認定工場として、JAS基準を満たす製品を提供しています。(2022年度実績で 155.1782m³)
    また、高温蒸気乾燥により含水率20%以下の製品を安定供給することができます。

山大の製材工場の特徴

  • 多品種にも対応できる安定した生産体制

    チッパーキャンターと帯鋸の2つの製材機を所有し、オーダー注文にも対応できる環境を整えています。
    5m~7mなどの長さや直径100㎝の丸太も対応可能です。
    また、チッパーキャンターシステムにより、製材しながらチップを生産可能。毎月安定したチップ、オガを生産販売しています。
    原木をセンサーで計測することで無駄なく製品を木取り、製材できることも特徴です。

    こんなご依頼にも対応可能です
    • 4.0✕3.6
    • 4.5✕1.5
    • 15.0~30.0✕10.5・12.0
    • 10.5✕3.0
    • 15.0✕4.5
  • 防腐・防蟻木材の生産(YP木材(山大・パーフェクト木材))

    薬剤を加圧注入処理することで、木材の内部まで薬剤を浸透させ、 湿気による腐朽、シロアリなどの害虫の被害をほぼ完全に予防することができます。 また、薬剤には人体に有害な有機化合物を含みませんので、シックハウス症候群を引き起こすおそれがありません。

  • バイオマス資源の活用

    プレカット工場で発生する木材の端材をチップとして紙の原料としたり、 おがくずを固形燃料の原料にする他、家畜への利用とリユースを行い、地球にやさしい取り組みを行っています。

丸太から製材製品ができるまで

  • 山林から原木切り出し

    山大では地材地消(商)にこだわり、宮城県内外の自社山林のほか、宮城県の県森連・森林組合・民間素材業者と協定を結んで安定的に素材(原木丸太)を確保しています。 また、東北6県からも受け入れを開始しており、東北地方への森林整備に寄与しています。

  • 山大の国産杉製材工場(ウッド・ミル)

    ここが山大の国産杉製材工場(ウッド・ミル)。東京ドーム1.3個分(60,000㎡)の広大な敷地です。
    山林から切ってきたばかりの原木が杉製材品に生まれ変わるまで、石巻工業港にあるこの工場が一手にひき受けます。山大の杉製材品がどのように作られているのか、優良な杉製材品を作るためのこだわりと“木”を最大限に生かした無駄のないシステムをご紹介していきます。

  • 原木搬入

    山林から切り出され、トラックで運ばれてきた丸太をUFOキャッチャーのようにトラックの荷台から工場に降ろします。丸太は、入荷後すぐに製材されるものや、数ヶ月後に製材されるものなどがあります。

  • 丸太の皮むき・仕分け

    製材する前に、まず鉛筆削りのように原木の樹皮を取り除きます。リングバーカーという皮むき機です。丸太はリフトやローダーで運ばれ、右側からレーンに入り、樹皮を削られ、左側から出てきます。この間、センサーによって丸太の向きと大きさを自動的に判断し出口6か所に振り分け、次の製材を効率よくする為に準備をします。除かれた樹皮は乾燥する為に必要な蒸気を作るためにボイラーの燃料とします。

  • 製材

    1本の丸太からいかに価値のある製品を採材できるか、丸太から無駄なく「製材品」を得るために「木取り」をします。山大では省人化・省スペース化を可能にした日本初のチッパーキャンター製材機を導入。丸太からいかに効率良く最適な製材品を得るかを機械が判定してくれます。
    また、通常の工程では挽けない、規定サイズ外の特注材、注文材についても従来および最新鋭の製材機で対応します。

  • 木屑ボイラー

    5t・8tボイラーを保有し、樹皮と加工工場から出る加工くずと併設されているプレカット工場からの端材を燃料として使用し、化石燃料を極力使用しない仕組みをつくっています。 また、乾燥に必要な蒸気を生成し、乾燥設備に供給しています。

  • 木材の乾燥

    50㎥の乾燥機を19機、30㎥の乾燥機を2機、合計21機の乾燥機を所有し、日々木材を乾燥させています。
    木材は乾燥させることによって建築後の反りやねじれを事前に防ぐことができます。
    木材の強度は含水率30%未満から上がり始め、20%未満にになると強くなると言われているため、コンピュータ制御により均一な含水率になるようにコントロールしています。

  • 加工(仕上げ)

    お客様の手元に届けるために表面に木目がきれいに出るように仕上げます。
    乾燥による木材のねじれ・反り・曲がりを修正し優れた精度の乾燥材を提供できるよう、切削用の四面プレーナー、マイクロ波を使って含水率を調べる測定装置など、最新の技術を取り入れて生産性と製品に対する信頼性を高めています。
    なお、仕上げた製品は最後に人の目により、1本ずつ確認しています。

  • 杉製材品の完成

    国産杉製材工場(ウッド・ミル)で製材する「伊達な杉」は、直径24センチ以上の中目丸太が原材料です。芯材から製材される狂いが少なく耐久性のある正角材は全て赤身の構造材となり「赤太柱」・「赤太土台」として住宅建築に使用されています。

記載のない品種・規格の
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